購入価格は最初の費用にすぎない
最初に利用形態を考える。空き家でも費用が続くため、年6週間だけ滞在する家と、長い季節を過ごしたり複数の家族で使ったりする家では予算が異なる。
値上がり期待を考える前に、年間維持費を積算する。税金、管理費、公共料金、通信、防犯、庭やプール、保険、修繕、定期的な渡航は購入価格から想像する以上になることがある。
別荘は所有者が利用しない月にも支出が続く。保険、地方税、建物負担金、光熱費、維持費、問題対応の渡航費は通年で発生する。ホテルや短期賃貸との比較前に、現実的な年間予算を組もう。
不在の月にも費用とリスクがある
古い家、海辺や山間の物件では、内覧時に見えない保守の傾向がある。修繕履歴、積立金の状況、海外にいる間に故障しうる設備の更新費を尋ねる。
時折貸すことで費用を補えるが、管理、清掃、予約サイトの手数料、税金、規制を差し引いて考える。家賃収入を予算の柱にする前に、個人の別荘へ宿泊者を迎えたいかを決めよう。
空き家にも見守りが必要だ。漏水、悪天候による損傷、防犯上の問題、建物からの通知は、不在時ほど深刻になりうる。誰が点検し、どれほど迅速に修理を認められ、現地支援にいくらかかるかを計画する。
空室中の費用は過小評価されやすい。保険には不在期間の条件があり、庭とプールには手入れが必要で、光熱費には基本料金がかかり、早く気づかなければ小さな不具合も高額になる。滞在する月だけではなく一年間の所有を基準に予算を組む。
通貨と融資が年間費用を変える
為替は購入時だけの問題ではない。収入が別通貨なら毎回の支払いにも小さな為替リスクがあり、不利なレートの時に大規模修理が必要になるかもしれない。
収入と物件の費用が異なる通貨なら、現地の請求額が一定でも年間負担は動く。外貨建てローンも同様だ。今の為替が続くと仮定せず、不利になっても無理なく保有できるか試算しよう。
自己利用、賃貸、居住資格は別々の決定
長く滞在すると、所有とは別に査証や税務上の居住地に関する問題が生じる場合がある。登記証明書で訪問者への規則が変わると思わず、各国での滞在日数を記録する。
管理や手続きのために定期的に訪問するなら旅費も保有費に入れる。予想外の渡航が二、三回あるだけで採算は大きく変わる。どの訪問も元々予定していた休暇とみなさなければ成立しない予算は脆いかもしれない。
別荘にも出口の計画が必要
不在中にどんな義務があるかを調べる。現地代理人、管理組合、保険条件、空き家に関する規則は短時間の内覧では見落としがちだ。
空室にはそれ自体の費用がある。気候や建物によって換気、防犯点検、害虫対策、嵐への備え、冬季の凍結防止が必要になる。
最後の売却も生涯保有費の一部だ。仲介手数料、法務費用、税金、両替、買い手探しにかかる時間によって、表面的な売却益が大きく減ることがある。
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